COMポート設定
numaSPFMW63200 や numSPFMW/OPMNA などで使用しているUSBシリアルICはFTDI製のICを採用しています。
このUSBシリアルICが提供するCOMポートでは、ドライバ設定にて「待ち時間」というものが存在します。
numaSPW部において、この「待ち時間」によりPCM再生が正常に行えず、ひどい音が鳴ってしまう場合があります。
この「待ち時間」を一番小さい値にすることで、正常なPCM再生が行えるようになります。
ここでは、その設定手順について、説明します。
COMポート設定は一度だけ行えばよいのですが、Windows Update等のドライバ更新や大型アップデート等で、設定が元に戻ってしまう場合があります。
「あれ、おかしいな?」と思ったら、まず本設定の見直しを行ってください。
見直しの結果、設定値が元に戻っていたら、再度設定を行ってください。
Win + X を押下してクイックリンクを開いてください。
(スタートメニューのWindowsロゴを右クリックすることでも、開くことができます。)
「デバイスマネージャー」をクリックし、デバイスマネージャーを開いてください。
デバイスマネージャー上で一覧表示されている中から「ポート(COMとLPT)」をクリックすると、接続されているポートの一覧がツリー展開されます。
※ポートが表示されていない場合は、numaSPFMWをPCに接続してください。接続が認識され次第、ポートが表示されるようになります。
デバイスが接続されているCOMポートを右クリックしてコンテキストメニューを開き、プロパティをクリックして開いてください。
プロパティが開いたら、「ポートの設定」のタブをクリックしてください。
「ポートの設定」から、「詳細設定」のボタンをクリックしてください。
「BMオプション」の中にある「待ち時間(msec)」のプルダウンをクリックし、「1」を選択してください。
「OK」ボタンを押して、詳細設定画面を閉じてください。その後、プロパティ画面に戻りますので、同様に「OK」ボタンをおして、プロパティ画面を閉じてください。
以上で設定は完了です。
念のため、USBケーブルを一度抜き、再度接続することをお勧めします。