numaSPFMW63200
numaSPFMW63200 は、PCM再生機能を搭載したRE:birth互換マザーボードです。
PCM再生機能部はSPW互換、RE:birth部はSPFM Light互換の機能を有し、PCとはUSBケーブル1本で接続します(USBケーブルとは別に、ACアダプタによる電源接続が必要です)。
PCからは2つのCOMポート(シリアルポート)が認識されます。制御ソフトウェアであるSCCIからは「numaSPW」と「numaSPFM」の2つのデバイスとして扱われます。
販売は、kadenken(家電のケンちゃん)へ委託しております。
→ numaSPFMW63200 【完成品】
【完売しました。】
特徴
USB1本で、SPW互換部とSPFM Light互換部の2つを接続
SPW互換部にて、DACチップに NEC の μPD63200 を使用し、音声ラインにアクティブLPF回路を搭載
RE:birthモジュールは2つまで搭載可能
デジタルアイソレータによるUSBノイズからの分離
その他
電源LEDに7色イルミネーションLEDを採用
SPFM Lightとほぼ同寸
SPFM Light アクリルフレームキット REV1.2 が利用可能
SPFM Light アクリルフレームキット REV2.0 は側面の黒いパネルを外せば利用可能
DCジャック : 5V INPUT センタープラス(内径2.1mm、外径5.5mm)
電源スイッチ
USB接続端子 : mini-Bタイプ
numaSPW用IC
numaSPFM用IC
numaSPFM RE:birthモジュールスロット (SLOT0)
numaSPFM RE:birthモジュールスロット (SLOT1)
メインボリューム
numaSPW ボリューム
LINE OUT
電源スタンバイLED
電源LED
USB接続LED
シグナルLED
SCCI設定
PC上では2つのCOMポート(シリアルポート)が認識されます。初めて接続した際は、COMポートが2つ追加されます。
追加された番号の小さい方がnumaSPWで、その次の番号がnumaSPFMになります。
例えばCOM3とCOM4が追加された場合、COM3がnumaSPW、COM4がnumaSPFMになります。
どちらがどれなのかよくわからない場合は scci setup(scciconfig.exe)にて確認ができます。
USB接続した後に scciconfig.exe を起動し、プルダウン表示される一覧から確認してください。
(※scciconfig.exeは電源LEDが点灯している状態で起動してください。)
numaSPW側のCOMポートにおいて、詳細設定から「BMオプション」の待ち時間を 1msec に設定してください。
この設定をしなかった場合、numaSPW側の音声出力が正常に行えなくなります(ひどい音がでます)ので、必ず設定をお願いします。
COMポートの設定は、以下を参照ください。
使用上の注意
PCとの接続について
PCとの接続においては、PC側にあるUSB端子へ直接接続をお願いします。
USBハブ経由の場合、シリアルマウスデバイスと誤認識する場合があります。
誤認識した場合は、numaSPFMW63200側のUSBケーブルを外して5秒程度待ってから、再度接続しなおすことで正しく認識することがあります。
USBからの電力はUSBシリアルIC周りのインターフェイス回路のみが使用しており、RE:birthモジュールやSPW互換部では用いていません。(RE:birthモジュールやSPW互換部へは、ACアダプタから給電されます。)
ACアダプタについて
ACアダプタは付属のものをご使用ください。
他のACアダプタを利用の際は必ず、5V/2Aセンタープラスの、スイッチング式ACアダプタを使用してください。
トランス式の非安定化ACアダプタの場合、RE:birthモジュールを巻き込んで故障します。絶対に使用しないでください。
トランス式の安定化ACアダプタの場合、物によっては給電能力不足による電圧降下から、動作不良を起こす場合があります。
スイッチング式ACアダプタには、ノイズ("ジー"、"ブー"、"ポー"等)の大きい製品もあります。
よくわからない場合は、付属のACアダプタをご使用ください。
電源について
USBケーブルを外した状態でACアダプタを接続すると、基板左上にある電源スタンバイLEDだけが光ります。この状態ではまだ、RE:birthモジュールや各種ICには給電されていません。
電源スタンバイLED点灯中に電源スイッチをON側にします。この段階ではまだ、電源LEDは点灯しません。
USBケーブルでPCと接続をしてください。PCと接続すると、電源LEDが点灯します。
電源LEDが点灯中は、RE:birthモジュールや各種ICへ電源供給されます。
ACアダプタ給電中かつUSB接続中であっても、電源スイッチをoffにすれば給電が停止(電源LED消灯)しますが、電源スイッチを操作せずともUSBケーブルを抜くだけで給電が止まります。
電源ON/offの制御はUSB接続の有無で行うことを基本とし、電源スイッチはON側のままにしておくことをお勧めします。
電源スイッチは、USBハブを用いている場合に活用できます。
USBハブをご利用の場合、使用していないときは電源スイッチをoff側にしておき、使用するときのみON側にしてご利用ください。
こうすることで、シリアルマウス誤認識をいくばくか抑制することができます。
音量について
再生するデータやRE:birthモジュール側のボリュームレベル等により、音割れを起こす場合があります。
音が割れる場合はnumaSPFMWのメインボリュームを絞ってください。
numaSPFMW上のSPWボリューム位置を中央にし、その後RE:birthモジュール側のボリュームを合わせてから、numaSPFMW側のメインボリュームを操作すると、うまく調整できるかと思います。お試しください。
その他
mmldrv や SPFMPlayer、MUCOM88 Windowsなど、SCCIをサポートしているソフトウェアで、numaSPFMW63200の利用が可能です。
各ソフトウェアにてSCCIが同梱されている場合があります。同梱されているSCCIが古い場合、numaSPFMW63200を認識しないことがあります。
その場合は、本サイトにある「制御ソフトウェア SCCI」を用いることで、解決する場合があります。お試しください。
免責事項
本品は「ましゅぬま」が個人の趣味で作成した電子工作物です。頒布については「Project RE:birth」より許諾を受けております。
本品の使用によって発生したいかなる損害において、「ましゅぬま」および「Project RE:birth」は一切の責任を負いません。