numaHPA ClassAA version 2.0
numaHPA ClassAAは、ClassAAの回路を基にしたヘッドホンアンプです。
2つのオペアンプを用い、片方は電圧増幅を行い、もう片方では電流供給を担います。
オペアンプからの電流供給のみでは物足りない感があるため、これを補うべく、トランジスタによるSEPPバッファ回路を搭載。
接続するヘッドホンは、24~32Ωのものをターゲットにしています。
ましゅぬまBOOTHにて頒布。
頒布は数量限定で、「基板のみ」です。
【頒布は終了しました。】
特徴
絶縁型DCDCコンバータの使用およびEMIフィルタを用いた、電源周りの低ノイズ化
レールスプリッタ回路(分圧&SEPPバッファ回路)での、仮想GND安定化を考慮した両電源化
その他
電源LEDに7色イルミネーションLEDを同梱(キットのみ)
秋月電子通商さんの B基板用アクリルパネル が利用可能
入力ジャック(3.5mmステレオ)
ボリューム
出力ジャック(3.5mmステレオ)
電圧増幅用オペアンプ(V-Amp)※2回路入りオペアンプ
電流増幅用オペアンプ(C-Amp)※2回路入りオペアンプ
L-ch用ClassAAホーイストンブリッジ&SEPPバッファ回路
R-ch用ClassAAホーイストンブリッジ&SEPPバッファ回路
レールスプリッタ回路(分圧&SEPPバッファ)
DCジャック : 5V INPUT センタープラス(内径2.1mm、外径5.5mm)
電源LED
パーツリスト(numaHPA_ClassAA_ver_2_0.pdf) : 679,261 バイト
注意点
電源(ACアダプタ)について
電源は安定化済み5V出力のAC-DCアダプタをご使用ください。電源入力端子は、外径5.5mm、内径2.1mm、センタープラスのものをご使用ください。
( 秋月電子通商さんのスイッチングACアダプター 5V2A が使えます。)
アダプタからの電源はそのままDCDCコンバータのMCW03-05S12に繋がっています。このコンバータの入力電源電圧の範囲は 4.5V~9Vのため、9Vを超える電圧を入力すると、破損します。
電源スイッチはありません。DCプラグの抜き差しで対応してください。
オペアンプについて
オペアンプ交換の際は±6Vが動作電圧範囲内のものをご使用ください。(オペアンプへは、DC-DCコンバータで5Vから12Vへ昇圧後に分圧した±6Vを印加しています。)
V-Amp,C-Ampで別々のオペアンプを使用した場合、ノイズ発生や異常発熱、場合によっては熱暴走によるオペアンプ破損の可能性も考えられますので、ご注意ください。
発熱について
DCDCコンバータおよび各トランジスタはおおよそ45℃程度まで発熱しますが、動作には影響ありません。
あらかじめご承知おきください。
※重要な注意事項
出力段カップリングコンデンサレスのため、実装完了後やオペアンプ交換後は、ヘッドホンを繋がずに電源を投入し、ヘッドホン出力端子(LやRの信号線)とGNDの電圧を、テスターで必ず確かめてください。
この時の値が 10mV以下 なら概ね大丈夫です(ヘッドホンのインピーダンスが24~32Ωの場合)。これを大きく超えるような電圧の値がでた場合、ヘッドホンは絶対に接続しないでください。
最初の動作確認は100円ショップなどで販売されている安価なヘッドホンやイヤホンを用いることをお勧めします。
⚠️オペアンプを外した状態で電源をいれないでください。(このときヘッドホンが接続されていると、十中八九、ヘッドホンが壊れます。)
動作確認済みオペアンプ
NJM4580
NJM4556
MUSES8820
MUSES8920
NJM072
NJM2114
NE5532
LME49720 ☆オススメ
LME49860
LM4562 ☆オススメ
LT1364
OPA2211
OPA211 (※要DUAL化)
OPA827 (※要DUAL化)
OPA828 (※要DUAL化)
OPA2134
OPA2604
MC33178
MC33272
動作不安定になるオペアンプ
以下のオペアンプは、本回路では使用しないでください。
(出力とGNDの電圧差が20mV付近と少々大きいものや、ノイズが発生するなどがあります。)
LT1112
OPA1612
μPC4570
μPC816 (※要DUAL化)
動作確認済みトランジスタ
【NPN : PNP】の順で記載します。
EBCタイプ (TO-39パッケージ)
2N2219A : 2N2905A
2SC97A : 2SA571
ECBタイプ (TO-92パッケージ)
2SC1845 : 2SA992
2SC1815 : 2SA1015
免責事項
このキットおよび基板は作者である「ましゅぬま」(@mashnuma)が個人の趣味で作成した電子工作物です。
あらゆる環境および状況下での動作の保証はいたしかねます。
このキットおよび基板を用いた作業および使用によって発生したいかなる損害において、作者である「ましゅぬま」(@mashnuma)は責任を負いません。
ご利用者の責任にて、安全な組み立て作業および使用をお願いします。